著者は原田正彦さんで、「小さな宇宙人(改訂版)」Gakkenから出版されています。
なんでも、1999年刊で「日本トンデモ本大賞」にもノミネートされた本の改訂版だとのこと。
改訂されたのは当時の著者の文章スキルがなくうまく伝えられなかった箇所があったらしいので、そこを改訂。
宇宙人が書かせた内容ということで当時本物らしいと評判にもなったらしい。
当時の本を読んだわけではないが、書店に積まれていてザッと目を通したら気になったので購入して読んでみました。
これが結構面白いです。嘘か誠か?真実か創作か?こういったことは抜きにして、
とにかく興味深い内容です。
こんなにも親しみの持てる宇宙人の話はあったでしょうか。
ユーモアや感情も交えての会話が分かりやすく、
地球や日本やその歴史を知りつくしているかのような知性も感じられ、
全世界が直面する問題や解決策についても示唆に富んでいます。
今まで語られることのなかった宇宙人達の生活や考え方も書かれています。
地球人類が直面している課題は多数ありますが、根本的な解決策も教えてくれています。
この本で書かれている内容を全部素直に受け入れるのは現時点では難しいかもしれませんが、
地球人類が直面している問題を宇宙人たちは根本的に異なる考え方で解決してきたことが
分かります。
どうせマユツバものだとか、オカルトだとか、そんな先入観を持たずに、
我々人類が学べることがあれば真摯な心で学ばせてもらうといった心が大切ではないでしょうか。
ということで、多くの方にお勧めしたいと思います。